Codex開いて、また何か作ろうとしてたんですよ。
前に車修理の診断補助ツール作ったんですけど、あれが意外と動くもんで。「他にも何か作れるんじゃないか」って気分になっちゃってですね。
で、思いついたのが面白い返答返す悩み相談アプリだったんですよ。深い意味はなくて、本当にただ思いついただけ。どこにでもあるけど、もっと精度上げられるんじゃないかって単純に試したんです。
結論から言うと、作るのやめました。
ただ「やめた」だけ書いても伝わらないんで、今回は最初のプロンプトから、Codexとのやり取り、不満を伝える往復、やめる判断まで全部見せます。長くなりますけど、これがリアルです。
最初に作ろうとしたもの
仕事終わって、晩飯食って、なんとなくPC開いてCodexに最初のプロンプト投げ込んだんですよ。
これが最初に投げたプロンプトです。隠さず全部出します。
📋 最初にCodexに投げたプロンプト
新しい小さなWebアプリを作ってください。
アプリ名:俺がついてる相談アプリ
目的:悩みや不安を入力すると、綺麗事ではなく、人間くさい励ましで背中を押すアプリ。相談者に「俺も同じだ」「そんなもん気にすんな」「俺がついてるだろ」と返すような、兄貴・親父・昔ヤンチャしてた人っぽい雰囲気にする。
重要:
・ただのポジティブAIにしない
・説教しすぎない
・共感してから背中を押す
・最後は必ず短い決め台詞で締める
・暗すぎる内容は無理に笑わせず、落ち着いた励ましにする
・医療・法律・借金など深刻な内容は専門家相談も促す
機能:
1. 悩み入力欄
2. 気分選択(不安/失敗した/もう遅い気がする/人と比べてしまう/やる気が出ない/なんとなくしんどい)
3. 返答ボタン
4. 返答表示
5. ランダム決め台詞
6. スマホ対応
7. HTML/CSS/JavaScriptだけで完結
返答スタイル:
・まず一言共感
・次に現実的な一言
・最後に背中を押す
・文は短め
・ちょっと笑えるけど、バカにしない
決め台詞例:
・そんなもん気にすんな。俺がついてるだろ。
・まだ終わってねぇよ。ここからだろ。
・大丈夫だ。俺も同じようなとこから来た。
・今日できること一個やれ。それで勝ちだ。
・ビビっててもいい。止まらなきゃいい。
デザイン:
・黒系、少し昭和・路地裏・兄貴感、スマホで見やすい、ボタン大きめ、文字は短く強く
長いプロンプトに見えるかもしれないですけど、Codexに作ってもらう時はこのくらい具体的に書いた方が早いんですよ。「いい感じに作って」だと永遠に「いい感じ」が出てこない。
ちなみにこのプロンプトも なんか最初に書くプロンプトない?でできたプロンプトですw
これ投げると、Codexがコード書いてくれます。HTMLとCSSとJavaScriptで完結する一枚のファイルが出てくる。これでアプリの土台はできる。
僕のCodexの使い方
ここで僕のCodexの使い方を先に書いときます。たぶん正しくないやり方なんでしょうけど、これで動いてます。
- Codexの公式サイトを開く
- 新しいチャットを始める
- 作りたいものを上のプロンプトみたいに具体的に書いて送信する
- Codexがコードを出してくる
- そのコードを自分のPCに保存して、ブラウザで開く
- 触ってみる
- 不満を見つける
- Codexに戻って「ここがこうだから直して」と伝える
- 修正版が出てくる
- また触る
- また不満を言う
- 繰り返す
この繰り返しです。これだけ。
世の中で言われてる「正しいプロンプトの書き方」って、最初から完璧な要件定義を書け、みたいな話が多いんですよ。でもそれ、業務でやる時の話で、個人が試行錯誤しながら作る時のやり方とは違うんですよね。
触らないと不満は出てこない。触ってから「これ違う」が出る。だからこのやり方でいいんだと思ってます。
試し打ちで「定型文」の壁にぶつかった
動くようになって、自分で試し打ちしてみたんですよ。
そしたらですね、これがまあ定型文なんです。
同じ文言打つとまた同じ返答が返ってくる。「もっと自然に」って改善指示出すんですけど、今度は別のテンプレにハマる。「面白く」って言うと寒くなる。「真剣に」って言うと説教くさくなる。
定型文ってバレた瞬間、急に冷めるんですよね。本気で悩んで打ち込んでるのに、軽くあしらわれてる感じがして余計モヤッとする。
ここがまず最初の壁でした。AIに「定型文っぽくしないで」って伝えても、別の型にハマった定型文が出てくるだけで根本が変わらない。
心理学・精神科の知識を入れる方向に振った
「面白い決め台詞」がうまくいかないと気づいて、方向転換したんですよ。
そもそも悩み相談に「面白く返す」って、相談してる側を軽く扱うことになるんじゃないかって。本気で悩んでる人からしたら、笑わせにくる時点で「ちゃんと聞いてくれない」って感じるはずなんですよ。
で、Codexに「心理学や精神科の知識を優先して返答させて」って指示出したんです。ちゃんとした相談アプリにしようと。
これ、ちょっとマシな返答になったんですよ。共感っぽい言葉が入って、質問返しが入って、提案が入る。それっぽい。
でも、ここで一個ヤバいことに気づきました。
📋 気づいたこと
それだけが正解なら、悩む人なんかいなくなるはず。
テンプレ通りの「共感→質問→提案」で全員救えるなら、もうとっくに世界中の悩みは解決してるんですよ。でも現実はそうなってない。なぜなら、人間の悩みって状況も背景も全部違うから、テンプレで返せるものじゃないんです。
ここで「あ、危ないエリアに無責任に踏み込んでる」って気づきました。
GPTは「もう少しでいけます」って言ってきた
修正のやり取りに2時間くらいかけた頃ですかね。
GPTに不満言いながらCodexにどう伝えればいいか、何度もやり取りしてたんですよ。そしたら「ここまでやってきてかなりいいです、もう少しやりましょう」みたいなこと言ってくるんです。
これ、ちょっと怖いとこなんですよね。
確かに、まあまあいける返答が返ってくる場面もあったんですよ。「これなら使ってもいいかな」って思える瞬間もあった。
でも、それって僕自身の判断じゃないですか。
使う人は違うんですよ。本気で悩んでる人、夜眠れなくて検索してる人、追い詰められてる人。そういう人にとって「まあまあいける返答」って、たぶん救いにならない。むしろ「機械に相談しても無駄だった」って体験が、その人をさらに孤立させる可能性もある。
AIって作ってる途中のものを応援しちゃうとこあるんですよ。「危ないからやめよう」って判断より「もう少しで完成しますよ」って方向に引っ張る。便利な反面、ここは気をつけないといけないとこだなって思いました。
やめるって決めた時のCodexへの最後のメッセージ
修正だけで2時間くらいやって、ふと手が止まったんですよ。
「完璧だって思えるまでは作れる気がする。ただ、それは僕にとっての完璧であって、悩んでる人にとっての完璧じゃない。これ出すのはさすがに無責任でしょ」って。
そこで決めました。今は無理だ。やめよう。
これがCodexに送った最後のメッセージです。隠さず出します。
📋 Codexに送った最後のメッセージ
このまま進めたら人を追い込みそうだからやめといたほうがいい気がする。作りたい気持ちはあるけど、追い込まれた人は一言間違えばやばいし、返答が間違えば逆にこのアプリが人を追い込みかねない。やりたいけど、ここはやめとくべきじゃないかと思った。
もう少しAIが進化するまでこのままここで止めとくね。
僕はこんなのが作りたい。でもできない。できないからAIの力借りて思うことや修正点を伝える。そしてAIによりやりたいことが実現できる形がいいと思い今も触ってる。
これは僕の考えだけど、こうやってやることがAIも学習していくんだと思う。今のAIは使う人がたくさんいる中で全部を学習したらよくないAIになると思ってる。もう少しAIが人間を理解できるまで待つ。
今このアプリを中途半端に無責任に作ることはできない。それは実験になる。これは危ないと僕は感じました。
あきらめるわけではない。もう少し僕もAIも進化したときまた再開したいと思います。
今回作ろうとしたものは、途中でこれはやばいと気づかせてくれたことに感謝します。スタート時は面白そうだった。これはすごくいい経験でした。
これ書いた時、なんか自分でもスッキリしたんですよ。「やめる」って決めた瞬間、変な義務感から解放されたというか。
作ったアプリは消さずに残してある
やめたんですけど、ファイルは消してないんですよ。残してます。
時代が進んでAIも進化するでしょうし、僕も進化するかもしれないじゃないですかw そこは誰にもわからない未来ですよ。
まあ結構頑張ったんで、思い出かな。数年後に笑って見てる方がいいですよね。「あの時こんなの作ろうとしてたわ」って。
失敗したものを消さずに残しておくの、成長ストーリーになると思うんですよ。今のSNS時代って、みんな黒歴史消したがるじゃないですか。でも残しといた方が、後で振り返れる。
ネット記事も動画も「無責任の宝庫」っていう話
このアプリ作るのやめた経験で、もう一個気づいたことがあります。
ネット記事や動画サイトって、結局同じ構造だなって。
「あなたホントにわかって言ってます?」って思う記事や動画、めちゃくちゃ多いんですよ。絶対触ったことないやろって物が、それっぽく書かれてる。興味は引くんですけど、実体験ゼロなんですよね。
これ、まるで意味ないメディアだなって思います。進化がない。
入りは何でもいいんですよ。最初の目的は「見てもらうこと」、それが金になる。それは分かる。僕も最初のブログは興味本位で始めたんで同じです。
でも「意味ないな」って思う瞬間が、いかに早いかなんじゃないかなって。
無責任に書いて、無責任に動画上げて、それで金にして、終わり。読んだ人や見た人がその後どうなるかは知らない。これ、悩み相談アプリを無責任に出すのと、構造同じなんですよ。
もちろん、それも自分がやったことなんで、残せばいいと思うんです。成長ストーリーですから。気づいた時点で変えていけばいい。
AIで個人アプリ作る時、ここで止まれないと危ない
今回の経験で、これからAIで何か作ろうとしてる人に伝えたいことがあります。
遊びから始まったものが、途中で専門的な領域に入っていく瞬間がある。そこで止まれるかどうかが、めちゃくちゃ重要だなって。
たとえばこういうやつは、素人が作って公開しちゃダメな領域だと思います。
- 悩み相談・メンタルヘルス系
- 医療・健康アドバイス系
- 法律相談系
- 金融・投資アドバイス系
- 子育て・教育の専門アドバイス系
これ全部、間違った情報が誰かを傷つける可能性があるやつです。素人がAIで作って公開していい領域じゃない。専門家の監修がいる。
逆に、自分用ツール・趣味系・遊び系なら、どんどん作っていいと思うんですよ。僕も車の診断補助ツール作ってますし、あれは自分用なんで責任は自分で取れる。
線引きは「他人に影響するかどうか」「専門知識が必要な領域か」です。
AIと人間が一緒に育っていく話
Codexに最後送ったメッセージにも書いたんですけど、僕は今のAIをこう捉えてます。
僕はこんなのが作りたい。でもできない。できないからAIの力借りて、思うことや修正点を伝える。そしてAIによりやりたいことが実現できる形がいいと思って今も触ってる。
こうやって人がAIに伝えていくことで、AIも学習していくんだと思うんですよ。今のAIは使う人がたくさんいる中で、全部を学習したらよくないAIになる可能性もある。だから「これは作っちゃダメ」って判断する人間側の意識もいる。
人がAIの役に立ち、AIが人の役に立つ。そんな社会になっていけばいいなと思ってます。
今回作ろうとしたアプリは、途中で「これはやばい」って気づかせてくれた。それ自体がすごくいい経験でした。スタート時は面白そうだったんですよ。実際。
それでも「作ってみる」価値はある
今回のアプリはやめましたけど、作ってみたこと自体は無駄じゃなかったと思ってます。
作ってみたから「これは作っちゃダメだ」って分かった。作らずに頭の中だけで考えてたら、たぶん永遠に分からなかった。
AIで何か作る時って、完璧なものを作る前提じゃなくていいんですよ。作って、試して、ダメだったらやめる。これでいい。
むしろ「完璧主義で何も作らない人」より、「作ってボツにできる人」の方が成長すると思います。
もし今これ読んで「自分も何か作ってみようかな」って思ったら、Codex簡単に始められるんで触ってみてください。前にCodexで車修理診断ツール作った話も書いてるんで、こっちも参考になると思います。
→ Codexで自分用の車修理診断補助ツールを1日で作った話
これからAIブログ始めたい人はこっちも見てみてください。
→ AIブログの始め方【WordPress開設からSEO設定まで】
AIで収益化考えてる人はこっち。
ちゃんと学びたい人向け
今回の僕みたいに「作ってみたけど判断つかなくて止まる」って、独学の限界でもあるんですよ。
専門知識がいる領域でAI使いたいなら、ちゃんと体系的に学んだ方が早いです。僕も今は独学ですけど、本気でやるなら下の2つは候補に入ると思います。
AIの実務スキルを学べるDMM生成AI CAMPは、無料セミナーから参加できるんで、いきなり申し込まなくても雰囲気見られます。
AIライティングに特化して学びたいならライジョブの無料カウンセリングがあります。AI×ライティングで仕事にしたい人向け。
独学で「これ判断つかない」って瞬間が来たら、学ぶか止めるかのどっちかなんですよ。僕は今回止めましたけど、学ぶ選択肢があるって知っとくのは大事だなと。
よくある質問
Q. Codexって何ですか?
OpenAIが出してるコード生成AIです。自然言語で「こういうアプリ作りたい」って伝えると、コード書いてくれる。プログラミング未経験でも触れます。
Q. プロンプトってこんなに長く書かなきゃダメですか?
長く書く必要はないですけど、具体的に書いた方が早いです。「いい感じに作って」だと永遠に「いい感じ」が出てこない。今回のプロンプトくらい具体的なら、最初の土台はすぐできます。
Q. 作ったアプリを公開するのって違法じゃないですか?
違法じゃないですけど、悩み相談・医療・法律・金融系は専門家の監修なしで公開すると、誰かを傷つける可能性があります。法律より「責任取れるかどうか」で判断した方がいいです。
Q. AIで作ったアプリで稼ぐのって現実的ですか?
領域によります。趣味系・効率化ツール系なら現実的。専門知識いる領域は、素人が手を出すと危ないです。
Q. 今回のアプリ、もう一回作ろうとは思わないんですか?
今は思わないですね。AIがもっと進化して、僕ももっと知識ついたら考えるかもしれないけど、今の段階では無理です。ファイルは残してあるんで、数年後に笑って見るかもしれないですw
まとめ
Codexで悩み相談アプリ作ろうとして、やめた話でした。
最初のプロンプトから、修正の往復、Codexへの最後のメッセージまで、隠さず全部見せました。
AIで何でも作れる時代だからこそ、作っちゃいけないものがあるって気づけたのは、今回作ろうとした収穫だったかなと。
遊びから始まって、専門領域に入っていって、そこで止まれるかどうか。これ、これからAIで何か作る人みんなにぶつかる壁だと思うんですよ。
まあそんな感じです。数年後にまた書きます。
📖 関連記事| Codexでアプリ作って遊んでたら意外なことに気づいた話 / 比較記事書こうとしたら自分が比較にならんかった話

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