知り合いから「こんな感じの動画、作れる?」って言われたんですよ。
女の子が夜の雨の中を歩いていて、光が差して、ハッピーな日常に変わっていく…みたいなアニメ。「無理やろ」と思いながらとりあえずGoogle Flowを開いたら、できたんですよね。30秒くらいの動画が完成しました。
完璧ではないです。キャラの服装が途中で変わったりして「変身かい!」ってなる場面もあった。でもクオリティはちゃんと高い。初めて通しで再生したときは「おっ」ってなりました。
あと、これ使ってて気づいたことがあって。ChatGPTとかClaudeでプロンプトを書き慣れた人が動画生成に進むと、プロンプトのズレが映像で一発でわかるんですよ。チャットだと文字で返ってくるから良し悪しがぼんやりしてる。でも動画は「あ、全然違う絵になった」って目で見える。それが面白いし、なんかプロンプトの精度が上がっていく感覚があります。
この記事では、Google Flowを開くところから動画を完成させるまでの手順を書きます。むきぐりサイトの他の記事を読んでくれている方なら、そう難しくないと思います。
Google Flowって何?まず3行で
Googleが作ったAI動画生成ツールです。テキストを入力するとAIが動画を作ってくれる。それだけです。
似たようなツールにRunwayやPikaがありますが、Flowはシーンを複数つなげてストーリーっぽく作れるのが特徴です。「シーン1→シーン2→シーン3」と並べてひとつの動画にする、という発想が最初からある設計になっています。
2026年5月時点で、labs.google/fx/ja/tools/flow から日本語で使えます。無料枠もあります。
チャットAIに慣れた人こそ動画生成を試してほしい理由
ChatGPTやClaudeをしばらく使っていると、なんとなくプロンプトに慣れてきますよね。「こう書けばこう返ってくる」みたいな感覚が出てくる。
でもそれ、実はちょっとあいまいなままだったりするんですよ。チャットは文字で返ってくるから、プロンプトの良し悪しがぼんやりしてる。「まあこんな感じか」で済ませがちです。
動画生成は違います。プロンプトのズレが映像で一発で見える。「夜の雨の中を歩く女の子」と書いたのに昼間の場面が出てきたり、「アニメ風」と書いたのにリアル寄りになったり。テキストの返答と違って、ごまかしが効かないんですよね。
だから動画生成で試行錯誤していると、プロンプトの書き方が変わっていきます。むきぐり自身、Google Flowを使い続けて「あ、チャットのプロンプトも変わってきたな」と感じた瞬間がありました。
…まあその後「チャットはこんなもんでいいや」ってサボり始めたりもしましたけどw 人間なんでそんなもんです。
とりあえず、チャットAIをしばらく触った人の「次の一手」として、動画生成はおすすめです。
Google Flowの基本的な流れ(全体像)
操作の流れはざっくりこんな感じです。
③〜④をシーンの数だけ繰り返して、最後につなげる流れです。1シーンだけでも動画として使えますが、複数つなぐとストーリーっぽくなります。
実際の操作手順【画面を開くところから】
STEP1:Google Flowのサイトを開く
- ブラウザのアドレスバーに labs.google/fx/ja/tools/flow と入力してEnterを押す
- 「Flow」というページが表示される
- Googleアカウントでログインしていない場合は「ログイン」ボタンが表示されるのでクリックしてログインする
- ログイン後、Flowのトップ画面が表示される
Googleアカウントがあれば追加登録は不要です。そのままログインできます。
STEP2:新しいプロジェクトを作る
- トップ画面の「新しいプロジェクト」または「+」ボタンをクリックする
- プロジェクト名を入力する画面が出る場合はタイトルを入れて「作成」をクリックする
- プロジェクトの編集画面が開く
STEP3:最初のシーンを作る(プロンプト入力)
- 編集画面の中にテキスト入力欄がある。そこに作りたいシーンの内容を日本語で入力する
- 例:「夜の雨の中を傘をさして歩く女の子、アニメ風、しっとりした雰囲気」
- スタイルや長さなどの設定項目が表示されている場合は好みで調整する
- 「生成」ボタンをクリックする
- 数十秒〜数分待つ(生成中はプログレスバーが表示される)
- 動画のプレビューが表示されたら再生ボタンをクリックして確認する
気に入らなければ同じプロンプトのまま「再生成」するか、テキストを修正して再度「生成」をクリックします。何度でもやり直せます。
STEP4:シーンを追加していく
- 「シーンを追加」または「+シーン」ボタンをクリックする
- STEP3と同じ手順で次のシーンのプロンプトを入力して「生成」をクリックする
- 例:「暗い夜から光が差し込んでくる場面、同じ女の子、アニメ風」
- 生成された動画をプレビューで確認する
- これをストーリーのシーン数だけ繰り返す
📋 プロンプトのコツ
「同じキャラクターで」と毎回書いても完全には維持されません。髪型・服装・体型など特徴をできるだけ具体的に毎回書くと多少マシになります。それでもブレるのは今の仕様だと思って、ブレた分は別のシーンと割り切るのも手です。
STEP5:シーンをつなげて完成させる
- 作ったシーンが並んでいる編集画面を確認する
- シーンの順番を変えたい場合はドラッグ&ドロップで並べ替える
- 全体のプレビュー再生ボタンをクリックして通しで確認する
- 問題なければ「エクスポート」または「ダウンロード」ボタンをクリックする
- ダウンロードが完了するまで待つ
- 指定したフォルダに動画ファイルが保存される
これで完成です。わりとあっさりできます。
実際に作ってみて感じたこと【本音で書きます】
クオリティは正直高いです。ちゃんとアニメっぽい動きをしてくれる。シーンをいくつか作ってつなげたら、30秒くらいのアニメ動画が完成しました。初めて通しで再生したときは「おっ」ってなりました。
ただ、キャラクターの一貫性の維持は難しいです。最初のシーンと次のシーンで服が変わるんですよ。変身かい、みたいな。顔も大きく変わるわけじゃないけど、ちょっとずつ違う人になっていく感じがある。
そこは今の生成AIの限界だと思って、むしろ「雰囲気が続けば同じキャラに見える」という考え方でプロンプトを書く方がストレスは少ないです。
今回作ったのは知り合いに頼まれたやつだったので、完成したものは限定公開でその人に渡しました。自分の作品ではないので公開はしていないけど、求められたものは作れたので後悔はないです。
RunwayやHeyGenとどう使い分けるか
正直なところ、全部使います。クレジット(生成の使用回数)の問題もあって、どれか1本に絞ってはいません。
感覚的な使い分けはこんな感じです。
| ツール | 向いていると感じる使い方 |
|---|---|
| Google Flow | ストーリーのある複数シーン動画・アニメ風 |
| Runway | 実写っぽい映像・短いクリップ単体 |
| HeyGen | アバターがしゃべる動画・説明系コンテンツ |
生成された映像の「雰囲気」が好みかどうかで選んでいる部分も大きいです。同じプロンプトでも出てくる絵が全然違うので、どれが正解というより、どれが今作りたいものに近いか、です。
動画AIを複数比較した記事も書いているので、参考にしてみてください。
→ 動画AI比較2026年版【Runway・Pika・Kling・Luma比べてみた】
よくある質問
Google Flowは無料で使えますか?
2026年5月時点では無料枠があります。生成できる回数に上限があるため、たくさん試したい場合は有料プランも検討が必要です。
日本語のプロンプトで動画を作れますか?
日本語で入力して動画を生成できます。英語の方が細かいニュアンスが伝わりやすい場合もありますが、日本語でも普通に動作します。
作った動画はダウンロードできますか?
エクスポートまたはダウンロード機能から動画ファイルとして保存できます。プランや設定によっては制限がある場合もあります。
キャラクターを複数シーンで同じ見た目に保てますか?
完全な維持は難しいです。髪型・服装・体型を毎回のプロンプトに具体的に書くと多少改善しますが、シーンをまたぐとブレが出やすいのは現時点の仕様です。
ChatGPTやClaudeを使っている人でも動画生成は難しいですか?
チャットAIに慣れている人の方がむしろ取り組みやすいです。ただしチャットで通じたプロンプトが動画では通じないことも多いので、最初は試行錯誤が必要です。その試行錯誤が結果的にチャットのプロンプト精度も上げていきます。
まとめ
Google Flowで30秒のアニメ動画を作った話を書きました。
クオリティは高い。操作は難しくない。キャラ維持だけはまだ課題がある。これが正直な感想です。
チャットAIをしばらく触った人の「次の一手」として、動画生成はおすすめです。プロンプトのズレが映像で見えるので、サボれないんですよね。むきぐりはサボりましたけどw
まあ、触ってみてください。失敗してもクレジットが減るだけです。
→ HeyGenを実際に使ってみた【日本語で使えたし、ダウンロードできねーのかよってなった話】
📖 関連記事| AIツールが多すぎて自分の記事で確認するようになった話

むきぐりチャンネルを見る
